サツマイモは甘くてスイーツにも使われる野菜です。最近では品種も増えて、より甘いものを好まれるようになりました。
その中でもブランドとして定着しつつあるのが安納芋です。
そのものも生鮮食品コーナーで見ることがありますが、アイスやケーキなどにも使われることがあり、いろいろなところで目にする品種です。
もはやフルーツ
産地は鹿児島県の種子島です。とても糖度が高く、加熱することで40度まで上昇するためスイーツに適している品種です。
生のままでも16度ぐらいはあるので、果物に近い甘さと言えます。
加熱することで粘性が高まりしっとりとした食感が好まれています。
これは水分が多く粘性が高いことでクリームのような状態になるからです。
一般的に知られている赤い表面のものが安納紅と呼ばれ、表面が白いものを選択的に育成したのが安納こがねと呼ばれています。
これら2つの品種は登録品種苗として種子島でしか栽培が認められていません。
ただし在来品種については特に規定がないので、各地で栽培されています。
種子島の気候や土壌などが最も適しているため、現地の特産としての地位は揺るぎありません。
9月から12月にかけて収穫されて、3から3週間経ったものが市場に出回ります。
旬は10月の中旬から1月までです。
持った感じが重く感じられるもので、大きさはあまり大きくない方が良いでしょう。
皮に艶があって、ひげ根があまり出ていない方が味が良いとされています。
細長いものよりも丸い方がおすすめです。