熱中症とは？
熱中症の要因は気温が高いだけでなく湿度も高くなり、体の中の水分や塩分のバランスが崩れてしまい、体温の調整がうまくいかなくなったことがあげられます。
熱中症になった場合、体温が急激に上昇し、始めはめまいや立ちくらみ、こむら返りを訴えることが多いのですが、そのうちに頭痛や体のだるさが生じ、重症化するとけいれんや意識障害を引き起こしてしまいます。
吐き気を起こす、ぼっとするなどのことも起こりやすく、受け答えがおかしい状態や負担通りに歩けない場合はすぐに医療機関を受診しないと命に影響が及ぶ場合もあります。
予防方法は？
熱中症予防としては、外だけでなく部屋の中の温度と湿度をこまめにチェックし、室温は28度を超えたらエアコンなどを使用して部屋の温度を下げるようにします。
さらにのどが渇いたと感じていなくてもこまめに水分補給をすることが大切です。
なお熱中症予防のための水分補給はこまめに摂ることがポイントであり、一度に多くの水を摂取してしまうと逆に体の中の電解質のバランスが悪くなり、水中毒を引き起こすなど体調不良を引き起こしてしまいます。
また、水だけではよくなく、汗をかいて失われた塩分もしっかりと補給しなくてはならないため、塩分と糖分が含まれたものを飲むようにしてください。
この他、紫外線が強くない時期であっても帽子をかぶる、体を締め付けないように涼しい服装で過ごすことが大切です。
さらに日ごろから体力をつけておくことも必要であり、体調をしっかりと整えることで熱中症を予防することができます。