夏は高温多湿の気候なので、細菌性の食中毒が発生しやすい環境になります。
夏の暑さに負けないように、美味しい食事をしながら栄養を摂取するためには、食中毒対策をしなくてはいけません。
それでは、夏に食中毒を防ぐポイントはどのような点にあるのでしょうか。
しっかり火を通す
夏に発生する食中毒のうち、多いのはサルモネラ菌や黄色ブドウ球菌が原因のタイプです。
サルモネラ菌は卵やその加工品、鶏の生肉などを好みます。
この菌が原因の食中毒の主な症状は、激しい腹痛や下痢などです。
鶏肉も卵も栄養価が高く、食材としても多用されるので気を付けなくてはいけませんね。
サルモネラ菌が原因の食中毒を防ぐポイントは、食材にしっかり火を通すことと清潔な環境作りを心がけることです。
生肉や卵を75度以上で1分以上加熱すれば、サルモネラ菌を撃退することができます。
生卵を使った料理を作るときには、なるべく新鮮な卵だけを使いましょう。
消毒・手洗いは基本中の基本
調理後は手洗いを行い、器具もきれいにしましょう。
黄色ブドウ球菌が原因の食中毒は、吐き気や嘔吐などです。
元々人間の体に常在する細菌で、食中毒の原因になる場合は、手などについた黄色ブドウ球菌が乳製品や卵製品などについて、そこから口に入ることが多いです。
黄色ブドウ球菌の食中毒を防ぐポイントは、調理前に石鹸などで手を洗っておくことや、調理器具を清潔な状態に保っておくことです。
食材を低温で保存するのも、食中毒予防の上では有効ですね。