筋肉は体を動かしたり、呼吸や消化をしたりするために欠かせないものです。
その構造は複雑な部分とシンプルな部分があります。
筋肉は2種類
筋肉は随意筋と不随意筋という2種類に大別することが出来ます。
随意筋は手足の筋肉のように任意に動かせるものを言い、不随意筋は心筋などのように意思とは無関係に動くものを言います。この2種類が正常に動くことによって、健康を保つことが出来ます。
筋肉も身体の他の部分と同様に細胞で構成されています。
しかし、その細胞の構造には少し違いがあります。
一般的な細胞は1つにつき、1つの核がありますが、筋肉の場合には1つの細胞に複数の核が入ることになります。
これはトレーニングによって細胞膜が破壊されることで起こるものであり、その結果複数の核を持つ細胞が生まれます。
筋力が発達している方ほど、基本的には1つの細胞内にたくさんの核を持つことになります。
速い筋肉・遅い筋肉
筋力には速筋と遅筋という分け方もあります。
速筋は瞬発的な動きを得意としており、長時間の運動は苦手です。
逆に遅筋は長時間の運動を得意としています。
スポーツによって求められる筋力は異なるので、マッチしたトレーニングを行うことが重要となります。
筋肉の構造を知ることで有効なトレーニングも見えてきます。
心筋は心臓を動かすための筋肉なので、不具合が起こると命に係わる事態となります。
筋肉に適切な酸素が送られるように、健康状態を維持することも非常に重要といえるでしょう。