肺炎になるとどうなるの

肺炎になるとどうなるの

風邪と似ている

肺炎の主な症状は発熱・咳・痰ですが風邪と似ているため、症状からは見分けにくいです。

症状は似ていても肺炎と風邪は全く異なる病気であり、大きな違いは感染が起こる部位です。

肺炎は肺の中の感染症であり、肺胞という部分で炎症が起こります。

ちなみに風邪は上気道・下気道の感染症です。

生命維持の大切な役割の呼吸

肺胞では酸素を取り込み二酸化炭素を吐き出す、生きる上で大切な呼吸を行います。

この肺胞で炎症が起こることで息苦しさや呼吸困難に陥り、ひどければ入院する必要が出てきます。

高齢者は発熱や咳、痰などの症状があまり見られず、気づかない内に重症化することがあります。

急激な症状の進行により命に関わることもあるでしょう。

併発の危険も・・・

肺炎を理由に医療機関で入院することになった場合、足腰の筋肉が萎える、認知症、心筋梗塞・脳卒中にかかりやすくなります。

肺炎の症状だけではすまなくなる恐れがあります。

日頃から気を付ける

このような理由から高齢者はなおさら気をつけなければなりません。

肺炎で亡くなる日本人の98%が65歳以上と言われています。

年齢が上がるごとに肺炎にかかるリスクは高まるため、普段から予防が必要になってきます。

手洗い・うがい・マスクの着用、口腔内を清潔に保つ努力、誤嚥を防ぐなど普段から取り組みましょう。

成人用肺炎球菌ワクチン、インフルエンザの予防接種を受けることも予防につながります。

免疫力を高める生活を心がけ、持病があれば主治医に相談しながら治療に励みましょう。飲酒や喫煙など身体に悪い生活は徐々に手放すようにして下さい。

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