2019年の年末から拡散したコロナウイルスの影響により、世間の関心は健康と経済に偏っている状態です。どちらも優先するべきことには違いませんが、こんなときこそSDGsを思い出してもらいたいです。
SDGsは持続可能な開発を目指す取り組みのことで、気候変動や海洋資源保全をはじめとする17の項目があります。2015年の国連サミットで目標が採択されました。アフターコロナの世界では多くの人が不況に苦しみますから、お金の使い方ひいては生活の仕方を見直すことになります。出費を減らしながら健康的な食生活を目指すならば、食品ロス削減に取り組むことは避けられないでしょう。もともと大きな社会問題ですから、家庭だけでなく外食産業でも積極的に取り組んでもらいたいです。
また多くの失業者が生まれることが予想されますが、SDGsでは働きがいと経済成長の両立を掲げています。言葉だけでなかなか普及しなかったワークシェアを広げて、失業者と長時間労働の減少に取り組むタイミングだと思います。コロナの影響で柔軟なワークスタイルの受け入れ態勢ができつつありますから、週休3日を導入する企業も増えるかもしれません。