新型コロナウイルスで食品ロスはどう変化した?

賞味期限・消費期限が切れそうになるために、まだ食べられる食べ物が廃棄されてしまう食品ロスは、以前から問題視されてきました。

それが新型コロナウイルスの流行で、さらに廃棄される量が増えています。というのも、外出を自粛し家にこもる人が増えてきたことで、飲食店で食材が消費されることが少なくなったり、学校が休みになって給食が取りやめになったりといったことで、行き場のなくなった食べ物の廃棄が増えたからです。

自炊をするため、またテイクアウトの弁当などを作るために食材が買われていきますが、新型コロナウイルスの流行前に比べれば消費できる量は少ないです。

観光地ではお土産として作られたお菓子などが、誰も買う人がいないために賞味期限・消費期限を迎えて廃棄されています。

そういった食品ロスは事業者にとっては大変な損害でありますし、貴重な資源を無駄にする行為に危機感を抱く人も多いことから、通販サイトを通じて消費者に届ける動きもあります。

また、経済的に困窮している世帯などに、食品ロスとなる食材を集めて配布するフードバンクも活動しているので、食品ロスとなりそうな食材は全体からすれば一部ですが救済できています。

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