こんにちは!フリフルです。
今回は家庭でのフードロスの現状についてお話したいと思います。
現在、日本の各家庭での食品廃棄量は640万トンとも言われています。
これを私たちが1日に食べる量で考えると、毎日お茶碗1杯分の食料を、口に入れることなく捨ててしまっている計算になります。
これが毎日積み重なっていくと、ものすごい量の食べ物を一人一人が無駄にしてしまっていることが分かりますよね。
では、廃棄食品が増えてしまうことは、実際にはどんなことが問題なのでしょうか?
ただ単に「もったいない」だけじゃない
食品を無駄にするということは、単純にモラルだけの問題ではありません。
フードロスが引き起こす弊害は、私たちの生活にとても深く関係しています。
まず、各家庭からでるゴミの量が増えるということは、そのゴミを処理するコストも増えるということ。
ではこの廃棄コストはどこから捻出されるのでしょう?
これは、販売価格に上乗せされるのです。
物が多く溢れるこの時代に、私たちは、たくさんの物を自分で買って、自分で捨てるお金までたくさん支払っているのです。
もちろんゴミを廃棄する際には、様々な処理エネルギーを使います。
これは処理段階において、環境に負荷をかけるということ。
CO2の発生が地球温暖化に影響していることは、聞いたことがある方も多いかもしれません。
ゴミを捨てる時に、ただ単に「もったいないことしたな」という意識だけでは、とても危険な状況になってきているのです。
家庭でのフードロス問題が一番の課題
世界中の多くの自治体や企業が、フードロスを減らすための取り組みを行っています。
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それに比べ、各家庭でのフードロスに対する取り組みは、まだまだ足りていないのが現状です。
私たち一人一人が、極力無駄を出さないという意識を持つことが、一番の課題なのです。
家庭でできること
①買いすぎを減らす
買い物をする時は、家にある食材を事前に確認し、重複や買いすぎないことを意識しよう。
②「消費期限」と「賞味期限」を混同しない
「消費期限」と「賞味期限」の違い。あなたは混同してしまっていませんか?
こちらについては、農林水産省のHPに詳しく書かれています↓
http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomo_navi/featured/abc2.html
③食品の保存方法を意識しよう
食品を保存するときは、できるだけ長持ちさせられるように工夫しよう。
保存場所を上手に活用すれば、食べ物は更に長持ちします
- ブロック肉、魚の切り身など・・・マイナス3度くらいでわずかに凍らせる「パーシャル室」へ
- スライス肉、豆腐など・・・0度に保たれた「チルド室」へ
- 野菜、果物など・・・「野菜室」へ
ほかにも、多めに作って余った料理や、一度の料理で使い切れなかった肉や野菜は、一回使用分ごとに小分けにして「冷凍庫」で保存し、早めに食べ切りましょう。
その他にも、あなたができるフードロス対策はまだまだあるはずです。
私たちと一緒に、ひとりひとりがフードロスについて考えみましょう。