お肉の種類の中でも最も安く購入することができ、低脂質かつ高タンパク質であるためダイエットの際にも最適なのが鶏のむね肉です。鶏肉といえばもも肉を思い浮かべる人が多いでしょうが、むねの方が値段が安いですし、脂肪分が少なくあっさりと食べることができるため、夏場にスタミナをつけたい場合やヘルシーな食事を心がけたい場合にはむねを利用するのがおすすめです。
一方でむね肉は脂肪分が少ないためにもも肉と比較すると食感が固く、人によっては食べにくいと感じてしまいがちです。
しかし少しの工夫をこらすことで鶏のむね肉の噛みごたえはかわり、年配の方や小さな子どもでも食べやすくすることができます。
手軽で時短で柔らかく
最も手軽に料理の時間短縮にも効果的なのが、むね肉の生姜マヨネーズ焼きです。
事前にすりおろした生姜と醤油、マヨネーズを加えてタレを作り数時間程度タレにむね肉を漬け込んでおきます。
タレが染み込んで下味がついたら、余分な水分を拭き取ってそのまま焼くだけで柔らかく美味しいしょうが焼きの完成となります。
もっと単純に柔らかく
下味などはつけずに単純にむね肉を柔らかくしたい場合に有効なのが、重曹の利用です。
重曹には炭酸水素ナトリウムという成分が含まれており、この炭酸水素ナトリウムがむね肉の繊維を柔らかくする効果を持っているため、少量の重曹を事前に揉み込んでおくことでお手軽にお肉を食べやすくできるのです。
適量の重曹と水、塩と一緒にお肉をポリ袋に入れてよく揉み込み、数時間程度おいておくことでお肉が食感がかわり、まるでチキンナゲットのような食感を楽しむことができます。
ちょっとおしゃれに柔らかく
重曹以外でも適量のヨーグルトと塩をポリ袋に入れて入れて揉み込んでおくことでも、むね肉を食べやすくすることができます。
ヨーグルトに含まれている乳酸菌が繊維を柔らかくしてくれますし、カレー専門店で食べるタンドリーチキンのような食感を楽しむことができるので、タンドリーチキンやカレー用にむね肉を使いたい場合におすすめです。
