小松菜は他の野菜やお肉など、何とでも合わせやすく調理しやすい、定番の食材です。
それゆえ切ってゆでる、炒めるなどすればそれで済んでしまい、隠れた魅力を引き出すような調理法というのはないようにかえって思われるものではないでしょうか。
しかし、そういう食材にこそ、そんないつものやり方とほとんど変わらない方法の上で、ちょっとのひと工夫で食事にアレンジ感を出すことが出来たりするのです。
小松菜は、めんつゆや和風だしと相性がいいです。
和風だしなら特に白だしがおすすめです。
小松菜は一般的に、おひたしや炒め物に使われることが多いと思いますが、それらを作るとき調味料をそのようなものに変えてみると、簡単にいつものご飯に対するアレンジ料理が完成させられます。たとえばただのおひたしを作るとき、しょうゆなどに浸すのではなく、そこをめんつゆにしてみるのです。
それだけで思わず何回も箸を運んでしまうちょっと変わった美味しいおかずの出来上がりです。
また、炒め物に関しては、液体タイプの和風白だしだけを掛けまわして炒めるだけで非常においしい一品になります。
溶き卵、適当な大きさに切った椎茸とざく切りの小松菜に対し、好みの量の白出しを入れて炒めると、とても食べやすいおかずが出来ます。
調味料を何か一つのみにするのは少し寂しいのではないかという気がするかもしれないですが、例えばお肉をお塩だけで焼くシンプルな方法で非常においしく食べられるのと同じで、野菜についても時にとても有効な調理方法となります。